年頭雑感

新年おめでとうございます。

賀状やメールを下さった皆様、有難うございました。本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年は良い出会いに恵まれ、やり甲斐のある仕事に携われ、スタッフや家族に助けられ…と、あらゆる面で周囲に支えられた一年でした。

自分の客観的な価値をもう一度見つめ直し、より一層周囲のご期待に添えるよう、新たな気持ちで何事にも向き合いたい、これが年始を迎えた今の思いです。

皆様にとって良い一年でありますように―。

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事務所を移転します

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 11月26日(月)、大阪市中央区の北浜に事務所を移転します。

 北浜駅から徒歩1分、大阪証券取引所の南側です。

 詳しくはこちらをご覧下さい。 → 「infomap.pdf」をダウンロード

独立開業を間近に控えた2年前、今使っている事務所の賃貸契約を結んだとき、人様から見れば狭苦しい空間でも、私の目には輝いて見えたことが思い返されます。

ここでは様々な方と出会い、色々な事を考えながら過ごしてきました。

新しい場所では誰と出会え、何が起こるのか楽しみです。

 

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胸打つ遺言

あるご婦人が、亡きご主人の遺言書を携えて来所されました。

ご病気で亡くなられる少し前に作成されたものです。何が財産としてあり、どのように分配するのかが実に克明に記されており、関係者相互の兼ね合いをよく考えておられた様が見て取れます。

読み進めるにつれ、ページ数が普通より若干多めであることに気付きました。遺言に遺すことで法的効果が得られる事項は限られている中、稀に、残された方にとって好ましくないことが書かれているケースもあるため、何となく居たたまれない思いが頭を掠めたのですが、ご婦人はその間じっと黙って、私が読み終わるのを待っておられるご様子。

私の仕事に関係するくだりが全て終わり、次のページに目をやって理由が判りました。

「付言事項」。これは通常、法的効果は無いながらも「最後に遺したい言葉」を自由に書いた部分を指します。この方の遺言には、この部分に殆どのページが割かれていたのです。

新婚間もなく出征したときの恐怖、死ぬほどの思いで復員して新妻と再会したときの喜び、長女が生まれた時の感動、家族のため仕事に打ち込んだこと、過程で挫折を味わったこと、それでも一軒家を建てたときの充足感、支えてくれた家族への感謝の気持ち、残る方々に望むこと、等々…。ご主人の足跡が数ページに凝縮されたものでした。

聞けば、生前は非常に無口だったというご主人。ご自身の死期を知ってか知らずか今はもう知る術はありませんが、こうも万感の想いの籠った遺言は滅多に見られないでしょう。

ご婦人が帰られた後、お預かりした遺言書をもう一度読み返しつつ、

「自分も将来、こうした言葉を遺せるような人生を送りたいものだ」と考えていました。

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